妊娠して貧血に…食べ物で改善するには何を食べたらいい?

妊娠・出産
スポンサーリンク

妊娠すると、それまでには起きなかった健康上の変化が色々起きてくるものですね。
(栄養士の私でも、貧血になってしまって、ちょっとショックでした…)

まず多くの方が、つわりで妊娠に気付くのではないでしょうか。食の好みが変わり、異常に何か特別なモノだけが食べたい、もしくは、受け付けない。

ちょっと重症な例だと、高血圧や糖尿病と診断されてしまうことも…

でも、一番多くの妊婦さんが悩まされるのは、鉄欠乏性貧血かなと思います。

妊娠すると、赤ちゃんに栄養や酸素を送るため、母体の血液量が増えます。一方、血液中の赤血球の量はあまり変わらないので、血液が薄まっている状態になります。その結果、鉄欠乏性貧血と診断される妊婦さんが多いのです

私は、普段は献血が趣味というくらい、貧血とは無縁の生活でした(^-^;
しかし、妊娠中期になると、基準値(11.0g/dl)を下回り、鉄剤を処方されてしまいました…「私は大丈夫!」と思っていたので、妊娠すると自分の想定外のことも起こるものだなあと気付いたものです。

と言っても、私の場合はヘモグロビン値10.3g/dlと軽度な方で、処方された薬が合わなかったため、薬を自己責任で中断しました。そして、できれば薬やサプリメントに頼らず、食事から摂りたいと考えました。ここで、栄養士の実力発揮です!

気を付けた生活を続けた結果、妊娠後期にはヘモグロビン値10.9g/dlに!

私が食事で気を付けた点をお伝えします。

スポンサーリンク

貧血の改善には時間がかかる。

まず、妊娠中の鉄欠乏性貧血の診断は、ヘモグロビンの量で測られます。ヘモグロビンとは、赤血球の中のタンパク質です。このヘモグロビンを造るのに、鉄が必要となります。よって、鉄が不足すると、ヘモグロビンが造られず、鉄欠乏性貧血と診断されます。

言うまでもないことかもしれませんが、食べたもので血が造られます。

しかし、血液検査前の数日だけ鉄を多く摂ったところで、数値が良くなる、という簡単なものではありません。赤血球の寿命は約120日で、寿命を迎えた赤血球は破壊され、それとほぼ同量の赤血球が日々産み出されています。

つまり、約4か月前の食生活が、今日の血液を造っているとも言えるのです。

鉄剤を摂取した際の効果は、
・ヘモグロビンが増えるまでに1~2か月
・ヘモグロビンが安定するまでに2~4か月
はかかると言われています。

ということは、食事だけで改善するにも時間がかかるというわけです。

そして、妊娠中に発覚した貧血は、酷い場合だと妊娠中に正常値まで改善するのは難しいかもしれない、ということも言えます。

妊娠中、貧血に効く食事とは?

妊娠中には貧血を正常値まで改善できないかもしれない、とはいえ、それ以上に悪化させてはなりません。出産の時、母体は出血します。よって、産後は血液が急に減ってしまうので、身体は懸命に血を造ろうとします。この時、鉄が足りなければさらに貧血は酷くなってしまうので、産後に備えるためにも、鉄を多く摂っておくことは必要です。

鉄の多い食材の代表には、必ずレバーがあげられますね。
私はレバーが嫌いなので、「鉄不足なら、レバーを食べて!」と言われると、ちょっとムッとしたものです(笑)

レバー以外でも、鉄を摂れる食材はこんなにあるのです!

  • 赤身の肉
  • 魚(特に、マグロ、カツオ、イワシなど)
  • 貝類(特にアサリ)
  • 卵(黄身の部分)
  • 緑黄色野菜(特に、ほうれん草、小松菜、菜の花など)
  • 大豆製品(豆腐、納豆、がんもどき、厚揚げ、高野豆腐など)
  • 乾物(ひじき、切干大根など)
  • ナッツ(特に、カシューナッツ、アーモンド、ピスタチオなど)

肉魚から摂る鉄は「ヘム鉄」といい、体に吸収されやすい形になっています。

卵・乳製品・植物性食品の鉄は「非ヘム鉄」といい、吸収されにくい形をしています。なので、これらを食べる時には、ビタミンCの多い野菜・果物・いも類や、良質なたんぱく質を含む肉魚と合わせて摂ると、吸収が良くなります

私は毎日、肉か魚をたっぷりの野菜とともに1食は食べていました。また、大豆製品が好きだったので、必ず1日に1品は食べていました。さらに、間食は果物かナッツでした。

もしかしたら、お肉を控えたい方がいらっしゃるかもしれません。でも、貧血が酷いときは、鶏肉だけでも摂るといいようです。私の友人に、お肉を控えている方がいましたが、妊娠中貧血が酷かったとのこと。たまたま薬膳の勉強をしていて、鶏肉が血を造るのによいと知り、鶏肉だけは食べて、貧血を軽減させることができたと言っていました。

食材だけでなく、鉄のフライパンで炒めたり、鉄瓶でお湯を沸かしたり、調理器具でも鉄を補給できます。鉄瓶は使いこなせない場合でも、鉄玉といって、卵くらいの大きさの鉄の塊が売っています。これをヤカンに入れて沸かしたり、煮物をするときに鍋に入れたりするだけでも、鉄を摂ることができます。鉄玉なら、黒豆を煮る際にも使えるので、家庭に1つあっても良さそうです。

逆に、鉄の吸収を阻害する力があり、控えるとよい食材もあります。緑茶やコーヒーなど、タンニンを含む飲料は、鉄の吸収を阻害するので、食事の前後30分くらいはあけた方がよいでしょう。また、加工食品に含まれるリン酸塩という添加物は、鉄の吸収を阻害します。
妊娠中、立って料理するのが辛い時期もあるかもしれませんが、できるだけ加工食品は使わないよう心掛けましょう。

まとめ

貧血は、妊婦さんの健康はもちろん、赤ちゃんの発育にも影響します。
症状がなく、無自覚な場合もありますので、妊婦検診を指示された期間に受け、確認することが大切です。
また、前述通り、貧血の改善には時間がかかります。なので、妊娠を計画している時点から、常に貧血にならない食生活を心掛けることが大切ですよ!

健康は1日にしてならず、です

タイトルとURLをコピーしました