朝顔、とても可愛いお花が咲きますね。
子供達の夏休みの観察日記とかにも、よく題材になるお花です。
朝顔は江戸時代から愛されていたようで、多くの品種が作られて、その数は数千種類にもおよんだそうです!すごい数ですよね。
色も青、紫、白、ピンク、赤など豊富で、形はラッパ型が多いですが、縁取り、絞りなど柄が違ったり葉っぱも似ているようですが、色や形がいろいろあります。「朝顔」と言っても、そんなに種類があるとは、驚きです。
目次
朝顔の種類
朝顔といえば夏のイメージが強いので、開花時期は7~9月頃と思いがちですが、実は種類によって、開花時期や見頃時期も変わってきます。10月や11月頃まで咲いている種類もあります。
日本朝顔
7月頃~開花し、寒くなると枯れてしまう一年草です。よくみる朝顔ですね。
つるや葉にうぶ毛のような毛が生えており、つるの長さはそんなに長くならないタイプです。
西洋朝顔
8月下旬~開花が始まり、11月頃まで花を楽しめる朝顔です。
日本朝顔とは違い、つるや葉にうぶ毛のような毛はないです。つるがよく伸びるので、グリーンカーテンとしても人気があります。こちらも、日本朝顔と同じで、寒くなると枯れてしまう一年草です。
宿根朝顔
地域によっては冬を越す朝顔です。冬の霜で、地上部は枯れてしまいますが、春になると再び芽吹きます。株がある程度成長しないと花が咲かないので、一年目はなかなか咲かなかったり、開花が9月頃と少し涼しくなってからになることがありますが、一年目で株がしっかり成長すると、2年目からは6月頃開花します。
このように、朝顔でもいろいろ種類によって違いがあるので、まずは自宅の朝顔が何の種類なのかを再確認することは大切ですね。実は開花の遅い種類なのかもしれないですし、一年目で株が育っていないのかもいれません。
では、ここからは、やっぱり開花時期がきているのに花が咲かない・・・そんな朝顔について、なぜ花が咲かないのか原因と対策を紹介します。
朝顔の花が咲かない原因はいくつかある
朝顔が咲かない原因はいくつか考えられます。
- 明かりが当たりすぎている
- 肥料をあげすぎている
- 水やりが上手くできていない
この3つについて順番にみていきましょう。
明かりが当たりすぎている
まずは、明かりがあたりすぎていることについてですが、朝顔は暗くなってから約10時間後に開花します。自然の光のみを浴びている場合、日中に光りを浴び、暗くなってから約10時間後に花が開きます。たとえば、夏の朝から19時頃まで外が明るかったとすると、19時から10時間後の5時頃開花が始まります。
ですから、大体、朝顔は日が昇るころには開花しています。季節が変わって秋になり、日が沈む時間が18時頃になると開花時間は早まり4時頃となります。となると、明るさと暗さを判断して開花しているので常に明かりが当たっていると、朝顔は暗くなることを判断できずそのまま花を咲かさずに萎んでしまいます。
参考にさせていただいたサイトを紹介します。
↓↓詳しく知りたい方はこちらへ↓↓
https://www.sc.niigata-u.ac.jp/biologyindex/wada/p21/p21-1-1.html
肥料をあげすぎている
次に肥料をあげ過ぎていることについてですが肥料にはいくつか種類があり、それらのバランスが良くないと、つるは葉ばかりが成長しつぼみが付かなくなってしまいます。人の身体も、バランス良く食べないと太ったり病気になったり不都合が出てくるのと一緒ですね。与えればOKってことでもないってことですね。
水やりが上手くできていない
最後に水やりが上手にできていないことについてですが、朝顔の水やりは、早朝と夕方の2回です。どちらも涼しい時間にやるのがポイントです。日中の暑い時間に水やりをすると、土の中の温度が上がり、熱くなった水で根っこを傷めてしまうため、暑い時間は避けなければいけません。
また、水の量ですが、朝は少なめ、夜にたっぷりあげましょう。朝たっぷりあげると、昼の暑さで土の中に残っている水まで熱くなってしまい日中に水をあげる場合と同じく、根っこを傷めてしまうかもしれません。ですから、朝は軽めに、夕方の土の中の温度が下がった頃にたっぷりと水をあげ、下の方の根っこにも十分水を吸わせてあげることが、朝顔が喜んでくれる水やり方です。
朝顔が咲かない時の対策
では、朝顔が咲かない時は、先に述べた原因に対して改善してみましょう。
一つ目の明るさ問題ですが、これは、明るいと暗いをはっきりと朝顔に認識させればいいのですから、もし朝顔が夜の間も、電気の光などが当たってしまう場所にあるのであれば、暗い場所に移動させ、朝は明るい場所へ持って行ってあげましょう。もし、グリーンカーテンなど、移動が難しいのであれば、遮光シートを一時的にかぶせるなどして、光を遮ってあげましょう。
二つ目の肥料についてですが、窒素肥料、リン酸肥料、カリ肥料というのがあり窒素肥料の量がおおすぎると、葉やつるばかり成長してしまうので、窒素肥料の量を減らすなど、バランスを変えてみましょう。
三つ目の水やりについては、水やりの時間帯は土の中が涼しくなっている時なので、真夏はかなり早朝じゃないといけないかもしれませんが、気をつけてみてください。水の量も朝が軽く、夜たっぷりあげてみてください。
まとめ
せっかくの朝顔、可愛いお花がたくさん咲くと嬉しいですよね!
咲かない原因で思い当たることを改善して、キレイな花を咲かせてください。