塩を変えるだけでも効果あり!高血圧の減塩対策にプラスしておくこととは?

健康・医療
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生活習慣病の中でも、もっとも患者数が多いと言われているのが、高血圧です。

『高血圧というのは、血圧が高いという病態です。たまたま測った血圧が高いときには血圧が高いといえますが「高血圧症」とは言い切れません。高血圧症とは、くり返して測っても血圧が正常より高い場合をいいます。
くり返しの測定で診察室血圧で最高血圧が140mmHg以上、あるいは、最低血圧が90mmHg以上であれば、高血圧と診断されます。』引用:http://www.ncvc.go.jp/hospital/pub/knowledge/disease/hypertension.html

高血圧改善のための食事といえば、まず減塩!が思いつく方が多いことでしょう。

では実際に、減塩の効果はあるのでしょうか?

実は、減塩だけで高血圧が改善される患者さんは、全体の3~5割程度と言われているのです。つまり、半数以上は、一生懸命に減塩をしても、血圧は下がらない可能性があります(*_*)

これは、塩分に対する感受性の違いによるもので、体質です。塩分への感受性が高い体質の方は、減塩による高血圧改善の効果が期待できますが、感受性が低い体質の方は、減塩ではなかなか効果が出にくいというのです。

ではどうしたら…?

管理栄養士の筆者が、お答えします(^^)

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減塩も大切だけど、まず見直すべきは、塩の質!

あなたが使っているのは、どんな塩ですか?

もし、あなたが精製塩を使っているとしたら、まずはその塩を、天然塩に変えてみてください

精製塩とは、化学的に精製された塩のことで、99%が塩化ナトリウムで構成されています。

一方、天然塩とは、海水から伝統的な製法で造られた塩のことで、自然塩とも呼ばれます。

天然塩には、ナトリウムの他、カリウムやカルシウム、マグネシウムなどのミネラルも含まれています。

ほとんどが塩化ナトリウムの精製塩は、血圧を上げる作用しかしません。ところが、天然塩は、血圧を下げる作用をもつカリウム・カルシウム・マグネシウムも含まれるので、精製塩と比べて、血圧を上げにくくなっています。

また、精製塩はピリッとするようなしょっぱさがありますが、天然塩はミネラルが豊富なため、まろやかな甘みももちます。そのうえ天然塩は、素材の旨味を引き出してくれます。この味に馴れると、自然と薄味でも美味しいと感じるようになり、結果、いつの間にか減塩することができるのです。

もちろん、塩だけではなく、他の調味料も見直しましょう。

味噌や醤油も、造るのに使われている塩が、天然塩であるものを選びましょう。

日本人は味噌や醤油といった、伝統的な発酵調味料を日常で使うため、世界的に見ても塩分摂取量が多くなってしまいます。でも、日本の和食は健康長寿の食事として、世界で人気のある食です。

塩分が本当に悪者だとしたら、こんなに注目されていないでしょう。本物の調味料を、適量使っている分には、健康を害することはないはずだと思うのです。

それから、世の中には、減塩を謳う商品が沢山出ています。それらは、減塩でも美味しさを損なわせないために、砂糖や化学調味料、油脂類などを加えていることがほとんどです。

砂糖や油脂は、肥満や動脈硬化に繋がります。(肥満と動脈硬化も高血圧と関係します。詳しくは次の見出しへ!)

化学調味料は味覚を鈍くし、天然塩のようなまろやかな味わいでは物足りなく感じるようになってしまいます。なので、ご家庭での減塩には、できればそのような製品には頼らずに、お酢やレモンなどの酸味、香辛料を上手く活用してほしいと思います。

減塩の効果がない場合の、食事で気を付けるべきこととは?

そもそも、肥満ではありませんか?

肥満だと、心臓は一生懸命に圧を上げて、大きくなった身体の隅々に血液を送ろうとしています。

または、動脈硬化と指摘されていませんか?
血管が硬いと、血管内で血液の跳ね返りが強く出ます。よって、高血圧と診断されてしまうのです。

肥満や動脈硬化の場合、肥満を改善したり、血管を柔らかくしたりすることの方が、減塩よりも早く効果が出ることがあります。しかも、肥満や動脈硬化の改善をすれば、同時に減塩も叶う、健康的な食事になっていくので、一石二鳥です。

肥満の方は、そもそも食べている量が多いことがほとんど。たとえ薄味にしていても、食べている量が多ければ、塩の摂取量は増えてしまいますよね。

「味のないごはんを沢山食べているだけだから、塩はとってないぞ!太ると言われる油だってとってないぞ!」と反論があるかもしれませんが、消費されなかったごはんの糖質は、身体で脂肪になるので、太っているのです(^-^;

消費カロリーと摂取カロリーが同じであれば、体重は維持されます。消費カロリーが摂取カロリーを上回れば、体重は減ります。ダイエットについては、ここではこれ以上触れませんが、まずは体重測定を定期的に行い、体重の変化を見る習慣をつけましょう。

動脈硬化の方の場合

肥満の方は動脈硬化も兼ねている場合が多いので、こちらもチェックして下さいね。

動脈を硬くしているのは、欧米型の食生活による、動物性の脂質です。肉、乳製品、卵を摂りすぎていないか、食生活を見直してみてください。

また、植物性の油でも、化学的に固められたマーガリンやショートニングは、血管内にへばりついて、血管を硬くします。これらが含まれている市販のパンやお菓子には注意してください。

まとめ

『日本人の食事摂取基準』という、日本人が健康を維持するのに、1日に必要なカロリーや栄養素の量が示された基準があります。5年おきに改訂されていますが、なんと、食塩の目標量はだんだん引き下げられています。

これは、高血圧患者でなくとも、減塩を心掛けましょう、ということを意味しています。

減塩は全員に効果が出やすいわけではないとは言え、濃い味がいいわけではありません。まずは、使う調味料を本物にしたうえで、濃い味にしないこと、食べすぎないことを心がけてみましょう。

また、歳を重ねるほど、血管は硬くもろくなりやすくなるため、血圧は上がりやすくなります。何事もですが、予防が第一です。

今は血圧に異常のないあなたにも、この記事がお役に立てれば嬉しいです

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