高齢者の食事には注意点は3点!知らずにいると大変なことに!?

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人は年を取ると、食べ物や唾液を飲み込む「嚥下力」が低下したり、食欲がわかなくなったりしていまいます。飲み込む力が弱ってくると、食材によってむせてしまうようになり、食べられるものが限られてしまいます。

食べ物や唾液が誤って気道に入ることが原因となる誤嚥性肺炎は、嚥下力の低下も一因です。高齢になるほど、誤嚥性肺炎になったことがある方が増える傾向にあり、死因につながることもあります。また、高血圧や心臓病、腎不全など、年齢とともに様々な病気を抱える方も少なくありません。

体の変化を踏まえて、高齢者の食事を作る際には、栄養バランスが取れた食事、塩分や糖分の取り過ぎの予防、誤嚥しにくい食事、の3つを注意しましょう。これらのことを知らずに食事を作り、食べさせていると、体の不調や誤嚥性肺炎を引き起こすかもしれません

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高齢者の食事の注意点とその解説

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」(2015年版)によると、日々の活動量によって必要なカロリーは変わりますが、70歳以上で運動をほとんどしない場合、男性は1日1850Kcal、女性は1500kcalが必要な消費カロリーの目安です。

運動量に合わせて必要なカロリーを意識しながら、「タンパク質」「脂質」「炭水化物」「ビタミン」という4つの栄養素が取れる食材をバランスよく使い、食事をとることが大切です。
特に、タンパク質は血液や皮膚、筋肉を作るために必要な栄養素です。麺類やレトルト食品など簡単な食事が食生活の中心になってしまうと、どうしてもたんぱく質が不足しがちになります。

高齢者の食事で気を付けたいポイント3点、その理由とは?

「栄養バランスが取れた食事」

「栄養バランスが取れた食事」ができなくなると、体に必要な栄養が回らなくなり、低栄養状態を引き起こします。低栄養は体調不良や体重減少の原因となる可能性もあり、床ずれなどの皮膚疾患を起こす誘因ともなります。

「塩分や糖分の摂りすぎの予防」

「塩分や糖分の摂りすぎの予防」は、特に糖尿病や腎臓病がある場合に気を付けたい項目です。暴飲暴食は持病の投薬や体調に影響を与えるので、体に優しい薄味を意識しながら毎日の食事を作る必要があります。

「誤嚥しにくい食事」

「誤嚥しにくい食事」は、食欲の低下を防ぐためでもあります。誤嚥性肺炎を防ぐ意味でも、飲み込みやすく、咀嚼しやすい食事形態や食材選びは、要介護者の食事を介護する上で念頭に置きたい項目です。

高齢者の食事はポイントを押さえれば大丈夫!

70歳以上の高齢者の場合、必要なたんぱく質の量の目安は、1日当たり男性が50g、女性が40gです。
牛乳コップ1杯、卵1個、切り身魚1切れ、薄切り肉3~5枚、豆腐6分の1丁、納豆1パックが1日の摂取量の目安で、意識して食事に取り入れないとタンパク質不足になりがちです。
女性は男性よりも骨粗しょう症のリスクが高いので、牛乳や小魚などに含まれるカルシウムの摂取も積極的に摂りましょう。

体温を保つ働きがある脂質は、肉の脂身やオリーブオイル、サラダ油、マーガリンなどから摂取できます。1日当たり5~15g摂ることが目標ですが、不足すると体がエネルギー不足で疲れやすくなり、摂りすぎると高脂血症や動脈硬化の危険性が高まるので、適量を心がけましょう

炭水化物の摂取量の目安は、主食になるご飯茶碗3杯分程度です。うどん1杯分が御飯1杯分とほぼ同じなので、主食の調整ができます。炭水化物が不足するとエネルギー不足になるので、適量を摂取することがポイントです。

粘膜を保護するビタミンAはホウレン草やトマトなどの緑黄色野菜に、免疫効果を高めるビタミンCは果物に多く含まれます。ビタミンを摂取するために、1日当たり緑黄色野菜を100g、キャベツやキノコ類など淡色野菜を200~250g、果物を150g摂るのが目安です。

高齢者の食事作りのコツを押さえよう

嚥下力が落ちている方は、汁物の中でも味噌汁はむせやすく、わかめや海苔は細かく切ってもむせやすいので避けた方が無難です。酢の物などお酢が効いた料理や辛いものもむせやすく、誤嚥しやすい料理です。

誤嚥しにくい料理は、あんかけなど「とろみ」がかかったものや、かぼちゃや大根など軟らかく炊けるものが挙げられます。葉物も柔らかく炊けば食べやすいので、飲み込む力が弱ってきた方にも食べてもらいやすいですね。とろみがついていると、勢いよく喉に入っていないので、誤嚥しやすい方にはおすすめの調理法です。水分でむせる方には、市販のとろみ剤を水分に混ぜて提供するのも1つの方法です。

普段の食事にちょっとひと手間加えるだけで作れる、飲み込みやすい料理のレシピがこちらに掲載されています。

テルモ 嚥下障害の方向けのレシピ

医療社団法人 水生会 柴田病院 嚥下食のレシピ

クックパッド 嚥下食のレシピ

茶碗蒸しやプリン、ゼリーの形態もむせにくいので、嚥下力が落ちてきた方の水分摂取方法にお茶ゼリーやジュースのゼリーを用いるとスムーズです。高齢者は水分不足になりがちなので、脱水予防のためにこまめに水分補給できるようにすることも大事ですね。

まとめ

いかがでしたか?
ちょっとしたポイントを知っておけば、飲み込む力が弱ってきても、安心して食事を作ったり食べさせてあげたりできます。
栄養バランスが取れた食事を美味しく食べられることで、体調も安定し、持病の悪化予防や骨折などの予防にもつながります。


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